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2006年02月22日

アメリカのドライアイマーケットの現在と今度の見通し

Ista社は2005年のアメリカのドライアイの年間処方薬マーケットはおよそ2億ドルだったと予想しています。

このマーケットは向こう3-5年間でおよそ3億5000万ドル〜7億ドルに上昇するとISTA社は予想しています。

出典:ISTA社 ドライアイを対象にした点眼薬・ecabet sodiumの後期第2相試験の予備解析で良好な結果が得られた

アレルギー性鼻炎のアメリカ国内での患者数

epinastine鼻腔投与製剤のターゲットの一つであるアレルギー性鼻炎のアメリカ国内での患者数はおよそ4000万人と推定されています。

IMSヘルスの統計によると、アレルギー性鼻炎に対する鼻腔投与製剤の年間売り上げは28億ドルを超えています。

出典:Inspire社 epinastine鼻腔投与製剤の権利をBoehringer Ingelheim社からライセンス

2006年02月18日

おむつ皮膚炎の患者数

アメリカには、2歳未満の幼児がおよそ800人います。

おむつ皮膚炎による年間の外来受診回数はおよそ100万回と推定されています。

また、医師が治療するおむつ皮膚炎のうち、40%はカンジダ症を有していると推定されています。

これまで、おむつ皮膚炎の承認薬は存在しませんでした。

出典:Barrier社 おむつ皮膚炎の治療薬としてVusion (0.25% 硝酸ミコナゾール、15% 酸化亜鉛、81.35% 白色ワセリン) 軟膏がアメリカFDAに承認された

2006年02月17日

疼痛の世界マーケットと癌性疼痛のマーケット規模

世界市場における鎮痛剤の年間売上げは240億ドルと推定されています。

このうち、抑えきれない痛み(breakthrough pain、突出痛)の年間売り上げは20-40億ドルであり、BEMAフェンタニールの適応となる予定の癌性の突出痛のマーケットは突出痛マーケットの一部となります。

BioDelivery社は、BEMAフェンタニールのピーク時年間売り上げは2億5000万ドルになると予想しています。

出典:BioDelivery社 CDC IV LLCとの開発・ライセンス合意の下で初期費用200万ドルを受け取った

2006年02月15日

超低体重幼児の感染症

United States Census Bureauによると、1250g未満で誕生した赤ちゃんは2001年におよそ43,000人いました。

これらの幼児は特に院内感染しやすくなっています。

これまでの研究で、新生児集中治療中に、超低体重幼児の30-50%が1回以上の感染を経験することが示されています。

これらの超低体重幼児の病院入院期間はおよそ2ヶ月です。

出典:Inhibitex社 超低体重幼児の感染予防薬・VeronateのアメリカFDAへの承認申請を開始した

2006年02月14日

AAアミロイドーシス

AAアミロイドーシスは、家族性地中海熱等の遺伝性疾患、慢性感染症、慢性炎症性疾患の患者に一定の割合で発現する進行性で致死性の疾患です。

AAアミロイドーシスでは、腎臓がしばしば影響を受け、透析や末期腎疾患に進行することが多くなっています。腎臓疾患がAAアミロイドーシスの最も一般的な死因です。

特定の治療法はなく、新しい治療法が求められている疾患です。

出典:Neurochem社 eprodisate (Fibrillex)の承認申請資料の最後のモジュールをアメリカFDAに提出

慢性閉塞性肺疾患のアメリカでの患者数など

National Center for Health Statisticsによると、アメリカにおいてCOPDは4番目に多い死因となっています。

2003年には、アメリカの成人およそ1100万人がCOPDを罹患していたと推測されています。

National Heart, Lung, and Blood Institute (NHLBI) によると、およそ2400万人のアメリカ人が肺機能障害を有しており、このことからCOPDの患者は実際にはもっと多いと推測されています。

出典:Sepracor社 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療薬候補・Arformoterol tartrateが現在FDAの審査中

2006年02月10日

アメリカでの注意欠陥多動性障害の処方率

アメリカで、毎月200万人の小児と100万人の成人にADHD治療薬が処方されています。

IMSデータによると、注意欠陥多動性障害(ADHD)治療薬の売上げは、2000年には僅か7億5900万ドルでしたが、2004年には31億ドルへと大幅に上昇しました。

アメリカ政府のサーベイによると、4-17歳の250万人の小児がADHD治療薬を服用しています。このサーベイによると、12歳の少年の9.3%、11歳の少女の3.7%がADHD治療薬を服用しているという結果となっています。

成人のADHD治療薬の服用率も2002年3月から2005年6月に90%上昇しました。

出典:FDA諮問委員会が注意欠陥多動性障害(ADHD)の治療薬への警告記載を勧告

2006年02月08日

院内バクテリア感染のマーケット

Nabi社のCEOによると、表皮ブドウ球菌と黄色ブドウ球菌は、グラム陽性院内バクテリア感染のおよそ80%の原因となっているとのことです。

2008年までには、院内バクテリア感染に関する新製品のマーケットは101億ドルに達成すると推定されています。

出典:Nabi社 表皮ブドウ球菌PS-1ワクチンと黄色ブドウ球菌Type 336ワクチンの第1相試験結果を発表

2006年02月03日

個人、症状に応じた片頭痛の治療

280万人ものアメリカ人が片頭痛を患っていると推定されています。片頭痛は個人差がありますし、発作毎に様相が異なります。したがって、それぞれの片頭痛発作に応じた治療が求められています。

多くの患者に経口治療が有効ですが、注射剤などの経口以外の薬剤が適切となる特定のタイプの片頭痛発作が存在します。それは以下のような片頭痛発作です。

・朝に起きる片頭痛。起きたときには既に中等度から重度の頭痛がしている。片頭痛発作のおよそ48%は朝の4-9時に出現しています。

・悪心・嘔吐を伴う片頭痛。およそ92%の患者が片頭痛発作において1回以上悪心を経験しており、68%が嘔吐を経験している。

・急速に悪化する片頭痛。

出典:GlaxoSmithKline社 片頭痛治療薬・Imitrex注射剤の新規剤形がアメリカFDAに承認された

2006年02月02日

T細胞リンパ腫

T細胞リンパ腫は非ホジキンリンパ腫の一種であり、悪性Tリンパ球が原因で発現します。

アメリカで非ホジキンリンパ腫と診断された患者のうち、およそ15%がT細胞リンパ腫で構成されています。

皮膚T細胞リンパ腫(CTCL)はゆっくりと増殖する癌です。悪性T細胞は皮膚にひきつけられ、そこに蓄積することが知られています。CTCLと診断される患者の多くは50歳以上です。アメリカで毎年1500人が新たにCTCLと診断され、2万人近いCTCL患者が存在すると推定されています。

末梢性T細胞リンパ腫とその他のT細胞非ホジキンリンパ腫には悪性Tリンパ球が関与しており、より侵襲的となる傾向があります。アメリカで毎年およそ5000人が末梢性T細胞リンパ腫やその他のT細胞非ホジキンリンパ腫と新たに診断されています。

出典:CuraGen社とTopoTarget社 皮膚T細胞リンパ腫、末梢性T細胞リンパ腫、その他のT細胞非ホジキンリンパ腫を対象にした第2相試験でPXD101の投薬を開始